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荷物 用エレベーターとは?種類・選び方を徹底解説!
本記事では、荷物用エレベーターの特徴はもちろん、種類や選び方まで解説します。荷物用エレベーターの導入を検討している方はぜひご覧ください。

荷物用エレベーターは、荷物の運搬に用いられるエレベーターです。大量の荷物を別の階に運ぶ際に活躍し、建物内での荷物移動を大幅に効率化します。
- 荷物用エレベーターは「荷物を運ぶためのエレベーター」
- 荷物用エレベーターの種類は2つ
- 荷物用エレベーター(荷物扱者および運転者のみ搭乗が可能)
- 小荷物専用昇降機(荷物専用で人の搭乗が不可)
- 最適な荷物用エレベーターを選ぶための4つのポイント
- 荷物と同時に荷扱者など人の同情が必要か人が乗るかどうかで選ぶ
- 適切な積載量やサイズのものを選ぶ
- 設置スペースや動線を考慮して選ぶ
- 導入や維持にかかるコストで選ぶ
- 荷物用エレベーターに関するお悩みはマーキュリーエレベータまで
荷物用エレベーターは「荷物を運ぶためのエレベーター」
荷物用エレベーターとは、荷物の運搬を目的として用いられるエレベーターです。
主に荷物のみを別の階に移動させたいシチュエーションにおいて活用され、倉庫や工場、ホテル、病院、商業施設といったさまざまな施設で導入されています。階をまたいだ荷物運搬がスムーズに行えるようになるので、荷物を運ぶシチュエーションが多い現場では、業務の効率化のために欠かせません。
荷物用エレベーターは「荷扱者」および「運転者」以外の利用が禁止されており、種類によっては、人の乗車が完全に禁止されています。人荷用エレベーターとよく混同されますが、人荷用エレベーターが人と荷物の運搬を目的としているのに対し、荷物用エレベーターは荷物の運搬のみを目的としており、その点において違いがあります。
荷物用エレベーターの種類は2つ
荷物用エレベーターは、使い方や定義によって「荷物用エレベーター」「小荷物専用昇降機」の2つに分類させる昇降機です。荷物用エレベーターは荷物の輸送に利用され、荷扱者および運転者のみが乗り込むことを想定した設計になっています。荷物用エレベーター自社の用途を踏まえたうえで、導入に適したものを選びましょう。
荷物用エレベーター(人が搭乗し操作)
エレベーターは、建築基準法と労働安全衛生法にそれぞれ以下のように定義されています。
建築基準法 | 「かごの床面積が1平方メートルを超えるもの」または「かごの天井の高さが1.2メートルを超えるもの」 |
労働安全衛生法 | かごの床面積が1平方メートルを超え、かつ、天井の高さが1.2メートルを超えるもの |
荷物の運搬を目的としたものの場合、「荷物用エレベーター」に分類されます。いわゆる「人が搭乗し操作可能な荷物用エレベーター」ですが、先述のとおり搭乗が許可されているのは「荷扱者」および「運転者」のみなので注意が必要です。
小荷物専用昇降機(人の搭乗は不可)
小荷物専用昇降機は、比較的小さい物の運搬を行う昇降機です。建築基準法には「物を運搬するための昇降機で、かごの水平投影面積が1平方メートル以下で、かつ、天井の高さが1.2メートル以下のもの」と定義されています。
人の搭乗ができないため、かごの中に操作板を設置できず、安全装置の基準も簡素化されています。
最適な荷物用エレベーターを選ぶための4つのポイント
建物内の荷物移動を効率化してくれる荷物用エレベーターは、用途や導入場所とのミスマッチに注意が必要です。メリットを高められるよう、長期的な目線で自社に適したものを選びましょう。
荷扱者など人が同乗する必要があるかで選ぶ
荷物用エレベーターを選ぶうえで「荷扱者など人が同乗する必要があるか」は最初に検討すべき事項です。これによって選ぶ種類や導入にあたっての費用が変わってきます。
人が乗る想定であれば、荷物用エレベータータイプを選ばなければなりません。一方で、人が乗る必要がなければ小荷物専用昇降機エレベーターなども選択肢に入れてください。
適切な積載量やサイズのものを選ぶ
荷物用エレベーターを導入するにあたっては、運搬したい荷物の量や重量、サイズを事前にしっかりと確認しておきましょう。想定の積載量やサイズを満たしていなければ意味がありませんし、逆にオーバースペックすぎても導入や維持に余計な費用がかかってしまいます。
今後の展開も見据えたうえで、用途に適した積載量およびサイズの荷物用エレベーターを導入すべきです。
設置スペースや動線を考慮して選ぶ
荷物用エレベーターを設置するスペースについてもよく検討する必要があります。設置予定スペースを上回るサイズのものは導入できないため注意が必要です。あらかじめ設置場所を想定しておけば、スムーズに導入を進められます。
また、導入後の動線や実際の運用をイメージしておくのも大切です。ピッタリのサイズを選んだとしても、動線を考慮しておらずかえって効率が悪くなってしまったり、思わぬ使いづらさに直面する可能性もあります。
導入や維持にかかるコストで選ぶ
荷物用エレベーターの導入にあたって、導入時や維持にかかるコストはもちろん気になるところでしょう。大は小を兼ねるという発想から、ついサイズが大きいものや性能が高いものを選びたくなりがちですが、そうなればなるほど導入コストとランニングコストは嵩んでしまいます。
主要な用途や将来の展望などを踏まえて極端なオーバースペックに注意しつつ、適切なサイズや機能を備えたものを選んでください。
荷物用エレベーターに関するお悩みはマーキュリーエレベータまで
荷物用エレベーターは荷物の移動をスムーズにしてくれるものです。用途に即したサイズや種類・機能の選択で、導入効果を最大限まで高められます。導入を検討するにあたっては、目的やイメージをできるだけ固めてください。
荷物用エレベーターを導入したいけど何から始めていいか分からないという方は、ぜひマーキュリーエレベータにご相談ください。プロの視点で、お客様に合ったプランをご提案します。