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エレベーターのユニバーサルデザインでより快適に|その特徴・利点とは
本記事では、エレベーターにおけるユニバーサルデザインの概要やユニバーサルデザインを取り入れる利点を紹介します。
エレベーターをより多くの方に使いやすくしたいと考えるなら、ユニバーサルデザインを取り入れた製品への転換がおすすめです。
「ユニバーサルデザインとは何か」「バリアフリーと何が違うのか」と考えている方は、ぜひ本記事をご覧ください。
- ユニバーサルデザインとは「すべての人が利用できる設計をする」こと
- エレベーターに応用されるユニバーサルデザイン
- 操作性の高いボタンの設計
- 車いすやベビーカーでも安心して利用できる設計
- 視覚や聴覚に配慮した音声や色彩の設計
- ユニバーサルデザインをエレベーターに取り入れる利点
- 安全性と利便性の向上
- 顧客満足度の向上
- ユニーバーサルデザインを導入するならマーキュリーエレベータにご相談ください
ユニバーサルデザインとは「すべての人が快適に利用できる設計をする」こと
ユニバーサルデザインとは、年齢・性別・文化の違い・障害の有無に限らず誰にとってもわかりやすく、快適で使いやすい設計を指します。
例えば、誰にでもわかりやすいように、シンプルかつはっきりとした文字だけでなくピクトグラムを入れた看板やボタン等が該当します。また、蛇口を捻らなくても水が出るセンサー式水道や、階段の手すりなどもユニバーサルデザインの一種です。
ユニバーサルデザインはバリアフリー設計と混同されがちですが、バリアフリーは主に障害のある方や高齢者が使いやすいように、段差などの障害(バリア)を取り除くために設計されたデザインです。
一方、ユニバーサルデザインは全年齢・全世界すべての人々を対象としています。そのため、バリアフリー設計はユニバーサルデザインのなかに含まれています。エレベーターにユニバーサルデザインを取り入れれば、誰もが利用しやすい環境を提供することができます。
エレベーターに応用されるユニバーサルデザイン
近年ではエレベーターにも、ユニバーサルデザインを取り入れています。
ここでは、エレベーターにおけるユニバーサルデザインの活用法を紹介します。より使いやすいエレベーターへのリニューアルを検討している方は参考にしてください。
操作性の高いボタンの設計
一般的なエレベーターのボタンは、立って操作しやすいデザインです。そのため、小さい子どもや車いすの方は手が届かない場合もあります。また、階数を印刷しただけでは視覚に障害のある方が目的の階数を確認できません。
以下のようなボタンを設置することにより、ボタンの操作性が高まります。
● 車いす操作盤:車いすに座っていても操作しやすいデザイン
● タクタイルボタン:文字を浮き上がらせ、触覚で認識できるデザイン
また、ユニバーサルデザインに基づいた「UDフォント」を使用すれば、より誰もが利用しやすいエレベーターを実現可能です。
車いすやベビーカーでも安心して利用できる機器の追加
エレベーターの乗場やカゴ内に車いす用の押し釦・表示器を追加設置する事が出来ます。
また、乗り降り時の扉との接触防止のためマルチビームセンサーや、手すり、音声アナウンス、後ろを確認しながら降車できるよう背面鏡を設置したりする方法があります。
車いすの方が使いやすいデザインにすれば、ベビーカーはもちろんのこと、杖を利用している方も安心して利用できます。
視覚や聴覚に配慮した音声や色彩の設計
色覚異常があると、特定の色が見えにくくなります。液晶表示やボタンの配色に色覚異常のある方でも見やすいカラーユニバーサルデザインを取り入れれば、誰もが使いやすいエレベーターを実現可能です。また、ボタンの色だけでなく多言語対応音声(ボニック)や文字表示などを取り入れると、外国の方も利用しやすくなります。
ユニバーサルデザインをエレベーターに取り入れる利点
ユニバーサルデザインをエレベーターに取り入れると、さまざまなメリットがあります。ここでは、その一例を紹介します。
安全性と利便性の向上
ユニバーサルデザインをエレベーターに取り入れると、すべての方が安全に利用できるようになります。例えば、車いす操作盤を設置すれば、小さな子どもや車いすの方、ベビーカーを使用している方も安心して乗車可能です。
エレベーターのリニューアルにより安全性や利便性を向上すれば、建物の魅力や付加価値が高まり、資産価値の向上につながるかもしれません。賃料の低下や空室率の上昇を抑えられます。
顧客満足度の向上
エレベーターが使いやすくなれば、顧客満足度が向上しやすくなります。ユニバーサルデザインを取り入れて建物の利便性を高めることは、CSR(企業の社会的責任)活動として評価されるだけでなく、顧客からの信用が得られます。
建物の顧客満足度やブランドイメージ向上を図りたいと検討している方は、エレベーターを誰でも利用しやすい「乗り物」にリニューアルすることも手段の一つです。
ユニーバーサルデザインを導入するならマーキュリーエレベータにご相談ください
ユニバーサルデザインをエレベーターに取り入れると、利便性の向上や顧客満足度だけでなくブランドイメージの向上につながります。老朽化したエレベーターをリニューアルする際は、車いす操作盤や背面鏡、手すりの設置などユニバーサルデザインを取り入れたものをご検討ください。
マーキュリーエレベータは、エレベーターの保守・点検はもちろん、リニューアル工事も取り扱う企業です。専門的な視点で建物の魅力や価値を高めるエレベーターのリニューアルをご提案します。
利便性や安全性を高め、誰でも安心して利用できるエレベーターへリニューアルを検討している方は気軽にご相談ください。