マーキュリーレポート お役立ち情報
エレベーターから異音がするのは故障のサイン?原因や対処法を紹介
この記事では、異音の原因や発生したときの対処法を紹介しています。異音の対処方法を知りたい方はぜひご覧ください。
エレベーターの異音は故障の初期症状かもしれません。本来、エレベーターは定期点検をしていれば問題なく稼働しますが、予期せぬ故障が発生する可能性もあります。そのため、エレベーターの異音が発生したら故障の可能性を考慮し、エレベーターの保守点検を専門とする業者に点検してもらうのがよいでしょう。
- エレベーターから異音がしたら故障を疑おう
- エレベーターで異音が起きる3つの原因
- ・1.巻上機の不具合
- ・2.ガイドレールのオイル切れ
- ・3.ドアシューの不具合
- エレベーターで異音が発生したときの3つの対処法
- 1.異音について詳しく把握する
- 2.専門業者に相談する
- 3.定期メンテナンスで対策する
- エレベーターの異音を放置した場合の危険性
- エレベーターから異音が聞こえたらマーキュリーエレベータに相談
エレベーターから異音がしたら故障を疑おう
エレベーターから異音が聞こえた場合、故障の初期症状の可能性があるため、そのままの状態を放置しておくのは危険です。
エレベーターが急に動作しなくなるトラブルを未然に防ぐには、異音がしている原因をつきとめ、速やかに対処を行う必要があります。
エレベーターで異音が起きる3つの原因
エレベーターから異音が聞こえた場合、主に以下3つの原因が考えられます。
巻上機の不具合
ガイドレールの油切れ
ドアシューの不具合
それぞれの原因を具体的に解説します。
1.巻上機の不具合
巻上機から異音が発生している場合は、減速機の歯車の摩耗などにより、歯車間にスキマが生じているのかもしれません。この状態でエレベーターを使い続けると、歯車どうしが噛み合わなくなり、巻上機が破損する可能性があります。
またギアオイルと呼ばれる潤滑油の劣化や軸受けの劣化により、異音が生じることもあります。
早急に対応することで費用は抑えられます。しかし、発見が遅れることによって、関連する他の部品にも影響を及ぼし修理費用は高額になります。破損状態によっては、巻上機すべてを交換することにつながる可能性もあります。
2.ガイドレールのオイル切れ
エレベーターにはカゴを安定して運行させるためのガイドレールが設置されており、安定してカゴを動作させるため、多くのエレベーターではガイドレールにオイルが塗布されています。オイルが切れた状態のままエレベーターを使用し続けると、ガイドシュー(カゴとレールをガイドする部品)とレールに負荷が掛りカゴの動作に不具合が生じます。
これは異音や振動の原因となり、部品の破損につながります。巻上機の不具合と同様に早急に対応することが重要です。
3.ドアシューの不具合
ドアシューの劣化も異音が発生する原因の一つです。ドアシューはエレベーターの扉が外れないように乗り場とカゴの敷居の溝にはめてある部品で、扉をスムーズに開閉させる役割を担っています。
摩耗や溝に溜まったゴミ、利用者や荷物が扉へぶつかった際の激しい衝撃による損傷や腐食、経年劣化により、ドアシューから異音が発生します。異音だけでなく扉の開閉にも影響が生じるため、早めのメンテナンスが不可欠です。
エレベーターで異音が発生したときの3つの対処法
エレベーターで異音が発生したときの対処法は主に3つあります。
・異音について詳しく把握する
・専門業者に相談する
・定期メンテナンスで対策する
それぞれの対処法を把握し、異音の原因をつきとめ、エレベーターの安全運行維持管理に努めましょう。
1.異音について詳しく把握する
エレベーターから異音が聞こえるようになったら、早期に適切に対応するために出来る限り詳細な状況を把握してください。
・どのような音がしているか
・どこから発生しているか
・異音が発生する頻度はどの程度か など
専門業者に異音がする状況を詳しく把握し伝えることで、異音の原因を推測しやすくなります。異音の原因によっては、部品の交換や調整、緊急点検が必要となるため、エレベーターの運行を一時的に停止することがなります。
2.専門業者に相談する
エレベーターの異音が発生している場合は、専門業者へすぐに相談してください。
エレベーターの保守点検を専門とする業者には、エレベーターの仕組みや安全に関する知識を保有する専門家(昇降機等検査員)が在籍しています。専門業者にメンテナンスを行ってもらうことで、異音の原因が判明し修理や調整などの適切な対処を行えます。
安心してエレベーターを利用してもらうために、異音が発生している原因をつきとめて、適切な対応を行って下さい。
3.定期メンテナンスで対策する
エレベーターは建築基準法の第8条に基づいて、常時適法かつ安全な状況を維持しなければなりません。
法定検査や保守点検により、部品の劣化や故障について把握できます。部品の適切な交換時期も分かるため、エレベーターの異音や不具合を未然に防止してください。
エレベーターの異音を放置した場合の危険性
エレベーターの異音にすぐに対応しなかった場合、巻上機やガイドレール、ドアシューなど主要な部品の故障につながる可能性があります。
そのため、異音を感じたらすみやかに保守点検業者へ点検を依頼してください。
エレベーターから異音が聞こえたらマーキュリーエレベータに相談
異音が発生する原因として、部品の劣化や不具合、整備不良などが挙げられます。そのため、エレベーターの運行中に異音が聞こえた場合は、どのような音か、どれぐらいの頻度で聞こえるかなど状況を把握し、保守点検のプロである専門業者へ相談すべきです。
マーキュリーエレベータは、運行異常の予兆を察知するリモートメンテナンスシステムをご提案できます。リモートメンテナンスシステムは、リアルタイムに遠隔でエレベーターの運行状況を把握できるため、早い段階で原因を特定し迅速な対応を実現します。
確かな技術力と24時間365日安心のサポート体制で利用者の安全を守ります。