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エレベーターの日常管理で気をつけることは?メンテナンスを徹底しよう
本記事では、エレベーターの日常管理で気をつけるべきことを、チェック項目別に分けて解説するのでぜひご覧ください。
エレベーターの日常管理で気をつけるべきことはたくさんあります。乗り心地やドアの敷居溝などのゴミ・異物チェックはもちろん、機械室に異常がないかを確認するのも大切です。日頃から徹底したメンテナンスを行えば、エレベーターのトラブルを防ぐことができます。
- ①本体メンテナンス
- ・乗り心地のチェック
- ・操作ボタンの動作チェック
- ・ドアの敷居溝にゴミや汚れ・異物がないかをチェック
- ・ドアの開閉確認
- ・電灯や換気扇などの器具チェック
- ・インターホンの通話チェック
- ・ステッカー類の状態や期限をチェック
- ②機械室のメンテナンス
- ・機械室の温度は40度以下をキープ
- ・ドアや窓の状態をチェック
- ・雨漏りがないかチェック
- ・消火設備の有効期限をチェック
- エレベーターの日常管理で気をつけることを守って安全性を高めよう
- 電気系統のチェックはマーキュリーエレベータにおまかせください!
エレベーターの日常管理で気をつけること
①本体メンテナンス
エレベーターの日常管理で気をつけてチェックするべきポイントは以下の7つです。
● 乗り心地のチェック
● 操作ボタンの動作チェック
● ドアの敷居溝にゴミや汚れ・異物がないかをチェック
● ドアの開閉確認
● 電灯や換気扇などの器具チェック
● インターホンの通話チェック
● ステッカー類の状態や期限をチェック
それぞれのポイントを以下の頁で詳しく解説します。
乗り心地のチェック
エレベーターの乗り心地に異常がないかをチェックしてください。振動や異音などの運転状況のほか、各階で正確に停止するか、水平は保たれているか、乗り場とエレベーターの床面に段差がないかも確認してください。
乗り心地をチェックする際は、実際にエレベーターに乗車して確認することが必要です。
操作ボタンの動作チェック
操作ボタンが正常に動作するかをチェックしてください。すべてのボタンが正常に反応し、指定した階で停止するかを確認しましょう。
また、ボタンの表示がはっきりと見えるか、破損や汚れがないかもあわせて点検してください。
ドアの敷居溝にゴミや汚れ・異物がないかをチェック
エレベーターのドアの敷居溝にゴミや汚れ・異物がないかも確認します。ドアの敷居溝にゴミや異物があると、扉の開閉に異常をきたします。エレベーターの故障を予防するためにも、ゴミや汚れ、異物の除去は必要な作業です。取り除けない異物を発見した際は、無理に取ろうとせず、速やかに保守点検業者へご報告ください。
ドアの開閉確認
ドアの開閉がスムーズかを確認します。また、ドアに取り付けられている安全装置「セーフティシュー」が正しく作動するかもチェックしましょう。
セーフティシューとは、人や物がセーフティシューに触れることにより、ドアが開く仕組みのセンサーです。ドアの開閉に問題がないかをチェックすることで、人や物が挟まるトラブルを予防できます。
電灯や換気扇などの器具チェック
電灯や換気扇などの器具が正常に動作しているかを確認します。エレベーター内の電灯や換気扇が故障していると、乗客の安全性・快適性に影響を及ぼします。
電灯にちらつきはないか、換気扇に埃やゴミが溜まっていないかをこまめに確認してください。
インターホンの通話チェック
エレベーターには緊急時に外部と連絡を取るためのインターホンが備え付けられています。インターホンが正常に作動するか確認することも重要です。
インターホンの音声がクリアに聞こえるか通話テストを行なってください。通話テストが難しい場合は、保守点検業者へ依頼して下さい。
ステッカー類の状態や期限をチェック
ほとんどのエレベーターには利用者に向けて注意喚起を促すステッカーが貼付されています。ステッカーを貼付しているエレベーターは、ステッカーの汚れや色褪せ、剥離がなく乗客の皆さんが見やすい状態を保っているかを確認してください。
ステッカーに記載されている内容がわからないほど破損している場合は、新しいものに貼り替えを行ってください。
エレベーターの日常管理で気をつけること
②機械室のメンテナンス
エレベーターの日常管理で気をつけてチェックするべきポイントは以下の4つです。
● 機械室の温度は40度以下をキープ
● ドアや窓の状態をチェック
● 雨漏りがないかチェック
● 消火設備の有効期限をチェック
それぞれのポイントを以下の頁で詳しく解説します。
室温は原則40度以下をキープ
機械室の室温は原則40度以下に保たなければいけません。機械室の室温は、JIS A4302「昇降機の検査基準」により40度以下を維持することが義務付けられています。
基準を超える場合、換気や空調システムの故障が考えられるため、迅速に保守点検業者へ修理依頼をご依頼ください。
ドアや窓の状態をチェック
ドアや窓に異常がないかをチェックしましょう。エレベーターの窓ガラスにヒビが入っている場合、破損につながる恐れがあります。エレベーターの安全運行のためにも、破損があった場合はすぐに修理を依頼して下さい。
雨漏りがないかチェック
機械室内の壁面、天井、ドア付近など雨漏りしていないかもチェックします。エレベーターは多くの精密機械により、稼働している乗り物です。機械の多くは水に弱いため、雨漏りをそのままにしておくと、電機系統の故障を招きます。
機械室内の雨漏りや吹き込みがないかを定期的に確認し、各機器、特に電機系統に不具合を生じさせないことが重要です。
消火設備の有効期限をチェック
消火設備の有効期限が切れていないかを確認することも重要です。定期的に消火器の有効期限を確認し、常に使用できる状態を維持してください。
また、油圧式エレベーターは消火器または消火砂を機械室の出入り口付近に設置しなければなりません。
エレベーターの日常管理で気をつけることを守って安全性を高めよう
エレベーターの日常管理は、安全に利用してもらうために必要な作業です。本体のメンテナンスはもちろん、機械室のメンテナンスもしっかりと実施してください。
また、エレベーターは日常管理のほか、1年ごとに法定検査を行うことが法律で義務付けられています。法定検査は資格保有者しか行えないため、資格保有者が在籍する保守点検業者に依頼する必要があります。
マーキュリーエレベータは、資格保有者が多く在籍する保守点検会社です。エレベーターの日常管理に対応しているほか、本体・機械室のメンテナンスも行なっていますので、気軽にご相談ください。
電気系統のチェックはマーキュリーエレベータにおまかせください!
マーキュリーエレベータは、エレベーターのメンテナンスやリニューアルを請け負う保守点検のプロフェッショナル集団です。資格保有者による電気系統のチェックを含む定期メンテナンスや法定検査の実施が可能です。
エレベーターの日常管理と定期メンテナンスは、利用者の安全性を確保するうえで極めて重要です。エレベーターの保守・定期メンテナンスは、マーキュリーエレベータにお任せください。