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エレベーターの電気代|節電方法やリニューアルによる削減効果を解説

本記事ではエレベーターの電気代にスポットを当て、価格の目安や今すぐできる節約術、リニューアルの費用対効果について解説します。

エレベーターを含むオフィスビルやマンション共用部分の電気代は年々値上がりしており、管理費の見直しを迫られている所有者も多いのではないでしょうか。
エレベーターの電気代に疑問をお持ちの方や、効果的な節電・節約の方法を知りたい方はぜひお読みください。

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エレベーターにかかる電気代の目安


まずはエレベーターの電気代の計算方法と、1ヶ月あたりの電気代シミュレーションを見ていきましょう。目安がわかると現状との比較ができるため、節電やリニューアルの検討がしやすくなります。

エレベーター電気代の計算方法

エレベーター電気代の概算には、以下の計算式を用います。
電動機容量(kW)×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代(円/kWh)
各項目の詳細は以下の通りです。

 電動機容量(kW)  エレベーターを駆動させるモーターのパワー
 使用時間(h)  モーターが実際に稼働した時間
 1kWhあたりの電気代(円/kWh)  ・電力会社との契約による
 ・家電公取協が定めた現在の目安単価は、31円(税込)

なお、この計算式での算出額はあくまでも目安です。実際の電気代はエレベーターの大きさや積載量、契約する電気会社の基本料金など多くの変動要素があります。

工事不要!今すぐできるエレベーターの節電対策


大がかりな工事をせずに節電できる方法は、大きく分けて3つあります。
● 運用方法の見直し
● 照明のLED化
● 電力契約プランの見直し
順番に解説します。

● 運用方法の見直し
「運用方法の見直し」は、主に待機電力の削減を目的とします。
具体的には、かご内の過剰な空調(送風機等)を停止させたり、夜間・休日など利用者の少ない時間帯に複数台あるうちの一部を休止させたりする方法です。
また、無人時のかごの待機階を調整して移動距離を短縮させるといった設定変更も有効です。

● 照明のLED化
「照明のLED化」も効果の高い節電対策です。LED照明は従来の蛍光灯と比較して、消費電力を約61%削減できるという試算があります。
蛍光灯は2027年末までに段階的に製造・輸出入が禁止となる見込みであるため、今後は入手が困難になります。
早めの切り替えは、節電効果だけでなく、製造終了に伴い交換用の蛍光灯が手に入らなくなるトラブルの防止にもつながります。
蛍光灯の製造中止については、以下の記事もご覧ください。
蛍光灯の製造中止について解説!2027年問題でやるべきこととは? | マーキュリーエレベータ|エレベーター管理のベストパートナー

● 電力契約プランの見直し
設備機器の見直しだけでなく「電力契約プランの見直し」も有効です。
例えば、一般的なプランから一定使用量まで定額の、大容量向けプランへ切り替える方法や、管理者が高圧一括受電を採用して建物の電気を一括契約し、入居者に供給する仕組みの導入などが考えられます。
いずれの方法を選択する場合も、現在の契約内容や使用状況と照らし合わせ、長期的なコストメリットを見据えて検討することが大切です。

エレベーターのリニューアルで電気代は下がる?費用対効果の考え方


エレベーターの電気代を下げる手段として知られているのが、エレベーターのリニューアルです。本体や工事費用は高額ですが、長い目でみると節電効果を発揮します。

古いエレベーターは電気代が高いって本当?

古いエレベーターはエネルギー効率が低く、最新機種に比べて電気代が高くなる傾向があります。これは、設計技術が今ほど進んでおらず、電力消費が大きかったためです。

最新機種へのリニューアルによる効果

近年のエレベーターは、さまざまな省エネ対策が標準化されているため、最新機種へのリニューアルは電気代削減の可能性が高くなります。
特に2025年4月からは、原則すべての新築建物を対象に、「建築物省エネ法」への適合が義務化されています。これに伴い、エレベーターもより高度な省エネ性能が求められるようになりました。
具体的には、以下の技術革新がエネルギー効率の向上を支えています。
● 制御システムの最適化:運行効率を向上させ、無駄な稼働を最小限に抑制
● 回生電力システムの活用:エレベーターの昇降時に発生するエネルギーを電力として再利用
こうした最新設備の導入により、エネルギーコストが従来比で35%削減されるという試算も報告されています。

ただし、リニューアルには多額の初期投資を要するため、電気代の削減分だけで短期間に費用を回収することは容易ではありません。
そのため、コスト面のみならず「利用者の安全性向上」や「資産価値の維持」を主軸に置き、適切なタイミングで検討・実施するのがよいでしょう。

参考:国土交通省

全撤去は不要?「制御リニューアル」という選択肢

エレベーターの電気代削減のために省エネ化を進めるなら、制御リニューアルも検討してみましょう。制御リニューアルは、かごやレールは現状維持しつつ、制御盤やモーターなど電気系統の核心部分を刷新する工事です。
この方法は、全面リニューアルに比べて初期費用を低く抑えられる一方で、省エネや安全性向上の恩恵を受けられることが利点です。また、制御盤やモーターなど電力消費の要であるパーツを最新機器に交換することで、電気代の削減が見込めます。
建物自体の老朽化が深刻でなければ、コストパフォーマンスに優れた改修手段として、優先的に検討すべき選択肢といえるでしょう。

エレベーターの電気代はランニングコストも含めて見直しを


エレベーターの電気代は、運用方法の工夫や契約の見直し、機器のリニューアルによって削減の可能性が見込めます。特に製造から20年以上経過しているエレベーターであれば、リニューアル工事によって安全性や快適性も大幅に向上します。
「毎月の電気代が高い」「そろそろ改修の時期かもしれない」と電気代の確認やエレベーター修繕に悩んだら、実績豊富なマーキュリーエレベータにご相談ください。無理のない節電計画の策定をサポートいたします。
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