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エレベーター保守点検の適正価格を知ろう|相場や契約詳細を解説
エレベーター保守点検の適正価格を知ろう|相場や契約詳細を解説
マンションやビルを管理するにあたっては、様々な管理コストが発生します。その中でも、エレベーターの管理費用の割合は高いと言われています。
マンション・ビル等に設置されているエレベーターは、不特定多数の方が利用します。それ故に、常に安全・安心に利用できる状態を維持しなければなりません。
安全を維持するには、定期的な保守点検をしっかり行う必要があります。保守を怠り大きな事故につながることがないよう、徹底して安全を維持することが求められるのです。
- エレベーター保守点検|1~3ヶ月に1回費用をかけて行う
- エレベーターの保守点検費用|契約は2種類
- エレベーター保守点検|2つある契約の費用面を比較
- 1.POG契約の費用相場
- 2.フルメンテナンス契約の費用相場
- 3.それぞれの違いは?どちらを選ぶか検討しよう
- エレベーター保守点検|費用を抑えるポイント
- 1.複数の業者に相見積もりをする
- 2.無人(リモート)点検を活用する
- 3.契約そのものにほころびが無いか確認する
- 保守点検費用のことはマーキュリーエレベータに相談しよう!
エレベーター保守点検|1~3ヶ月に1回費用をかけて行う
エレベーターには、年に1回の法定点検が義務づけられています。ほとんどのエレベーターには検査済み証が見えるところに貼られていますが、これは法定検査を通過した証です。また維持及び運行の管理に関する指針に沿って、1ヶ月~3ヶ月に1度は点検を行わねばなりません。
最近ではリモート点検を提案できる保守会社も増えています。これは、有人点検時の停止時間の削減や保守にかかるコストを少しでも抑えたい管理者様のニーズに応えることができます。
エレベーターの保守点検費用|契約は2種類
エレベーターの保守・点検には、大きく分類するとPOG契約・フルメンテナンス契約の2種があります。大きな違いは、劣化した部品の交換費用が含まれるか否かです。
POG契約は、劣化した部品の交換費用が含まれない分、費用を抑えられます。一方で部品の交換は別料金のため、定期点検以外の費用が発生します。「月々の支払いを抑えたい」「必要な部品のみを計画的に交換し、故障を防止したい」そんな方にはぴったりの契約といえます。
対してフルメンテナンス契約は、エレベーターの保守・部品交換を保守会社に一任します。その分POGに比べ費用が割高にはなりますが、大規模な部品の交換が必要になった際にもメンテナンス契約の範囲内でまかなえるでしょう。
万が一高額な部品交換が生じた際に、突発的な費用がかかるリスクは少ないといえます。トラブル防止と安心感を得たい方向けの契約です。
エレベーター保守点検|2つある契約の費用面を比較
ここからは、エレベーター1基あたりにかかるPOG契約とフルメンテナンス契約の費用相場を解説します。費用を確認し、どちらの契約を組むかの参考にしてください。
1.POG契約の費用相場
POG契約の費用相場は、1~5万円です。
費用に含まれるのが、エレベーターの清掃・点検、オイル補給、消耗品の交換です。保守に必要なものだけが費用に含まれるため、この値段で抑えることができます。
2.フルメンテナンス契約の費用相場
フルメンテナンス契約の費用相場は、2~6万円です。
POG契約よりも費用は上がりますが、清掃・点検・調整・オイル補給に加えて劣化した部品の交換と修理代金も月々のメンテナンス料金に含まれています。
3.それぞれの違いは?どちらを選ぶか検討しよう
設置から時間が経てば経つほど、それに比例して不具合発生のリスクは高まります。よって最新エレベーターは、不具合発生のリスクが低いです。POG契約・フルメンテナンス契約のどちらを選べばよいのかは、使用頻度や設置環境、築年数で異なるといえます。
メンテナンスの費用を抑えるには、会社の系統を確認するのも大事です。メーカー系か、独立系と呼ばれるメンテナンス保守会社のどちらを選ぶかでも、費用は変わります。メンテナンス系の会社は費用が抑えられ、メーカー系では大型部品も問題なく修理ができるでしょう。
検討の際には費用だけではなく、管理の手間も考慮し、どちらが自身にとってよいのかを考えるのが理想です。
エレベーター保守点検|費用を抑えるポイント
3つのポイントをおさえれば、エレベーター保守にかかるコストを少なくできます。ここからは、エレベーターの保守・点検費用を抑えるためのポイントを紹介します。
1.複数の業者に相見積もりをする
エレベーターの点検費用は会社によって異なるため、比較をしっかり行うのが大切です。そのため、同一の内容で2~3社から見積もりを取り、比較を行ってください。
見積もりを比べれば、契約の比較がしやすくなります。
2.無人(リモート)点検を活用する
エレベーターの点検と聞くと、数時間エレベーターを止めて点検する有人点検を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、近年では無人で遠隔監視が可能な、リモート点検もあります。
毎月人を派遣しない分リモート点検では人件費が多くかからないため、結果としてコストを抑えられます。また、エレベーターの利用者からの、エレベーターが使えないというクレームを減らせるのもメリットです。
3.契約そのものにほころびが無いか確認する
現在の費用が高いと感じているなら、契約内容そのものに問題がないかを確認すべきです。契約内容を見直し、自身が管理するビル・マンションのエレベーターに合ったものに変更すれば費用を抑えられる可能性があります。
使用頻度や用途、設置環境に応じた契約プラン選びも重要です。新しいビルや使用頻度が少ない施設なら、POGを選べば価格を抑えられます。対して、ある程度の年数が経ってきた建物、使用頻度が極端に多い建物にはフルメンテナンス契約を適用しましょう。また、部品交換の突発的な費用負担が心配な方にもフルメンテナンス契約は適していると言えます。
管理者自身の見解だけで、プランを選ぶには限界があるかもしれません。真摯に相談に乗ってくれ、どちらが適切かを薦められるプロに相談をすれば問題を解決しやすくなります。
弊社マーキュリーエレベータでは、「POG契約」「フルメンテナンス契約」どちらにも対応しています。
メンテナンスに関する疑問や悩みを、ぜひご質問・ご相談ください。
保守点検費用のことはマーキュリーエレベータに相談しよう!
弊社には、50年以上にわたるエレベーターメンテナンスの実績があります。
大きなビル・マンションではメーカーの異なる複数のエレベーターを所有していることもあります。弊社ではこれら全てのメーカー製品を一括で管理することが可能です。
安全・安心なエレベーターのメンテナンスをお考えの方のご相談をお待ちしています。