マーキュリーレポート お役立ち情報
停電したらエレベーターはどうなる?対処法とよくある質問を紹介
本記事では停電対策の必要性や管理会社選びのポイントについて解説します。エレベーターの停電対策について学び、機械の故障を防いで安全にエレベーターが稼働する環境を提供してください。
「エレベーターが停電になった時の対処法を知りたい」
停電によりエレベーターがトラブルを起こした際の対処法や、基礎知識を把握しておきたいものです。
- 停電したらエレベーターはどうなるのか
- エレベーターが停電した際の対処法
- ・インターホンで助けを呼ぶ
- ・全ての行先階ボタンを押す
- ・非常用ボックスを利用する
- ・冷静に助けを待つ
- エレベーターが停電したら?よくある質問を紹介
- ・停電したらカゴ内は真っ暗になる?
- ・無理矢理ドアを開けても大丈夫?
- ・救助が来るまでの時間は?
- ・停電によりエレベーターは落下する?
- マーキュリーエレベータのサポート体制で停電時も安心!
停電したらエレベーターはどうなるのか
停電時自動着床装置を備えたエレベーターは、停電すると停電時自動着床装置が作動し、動力が非常用バッテリーへ切り替わります。非常用バッテリーは、一番近くにある階までカゴを移動させ乗客をフロアへ下ろすためのものです。
エレベーターの安全装置である停電時自動着床装置は、2009年に建築基準法施行改正に伴い、設置が義務付けられています。
エレベーターが停電した際の対処法
エレベーターの停電により、内部に閉じ込められた際の対処法は以下の4つです。
● インターホンで助けを呼ぶ
● 全ての行先階ボタンを押す
● 非常用ボックスを利用する
● 冷静に助けを待つ
知識を身につけておけば、いざという時の役に立ちます。それぞれの対処法について解説します。
インターホンで助けを呼ぶ
停電の際にはエレベーターの内部にある、インターホンを利用し、管理室やエレベーターの管理会社などの外部と連絡を取って下さい。。インターホンを利用することで、救助を要請し、乗客を安全に誘導するサポートを受けることが出来ます。
インターホンが使用できない場合は、お手持ちのスマートホンを利用して外部へ連絡するのも対処法の一つです。インターホンが鳴った際は、受話器を取ってエレベーター内部の状況を聞き、エレベーターの管理会社の到着に長時間を要する場合や体調不良の方がいるなど、状況によっては消防署への救助要請を行って下さい。
行先階ボタンをすべて押す
停電時自動着床装置が作動したエレベーターは一番近くにある階にカゴを停止させ、ドアを開きます。また、行先階すべてのボタンを押すことで、自動的に近くの階まで移動させる可能性を見出だすこともあります。
地震による揺れを感じた場合も同じように、すべての行先階ボタンを押してください。安全装置の一つである地震管制運転装置が作動し、自動的に一番近くの階まで移動し、乗客をエレベーターから下ろします。
非常用ボックスを利用する
エレベーターの閉じ込めなどを想定し、非常用ボックスを設置しているエレベーターがあります。すぐに救助が来ない場合は、この非常用ボックスを活用してください。
非常用ボックスのなかには、飲料水や非常食、ティッシュ、ラジオ、ブランケットなど、非常時に利用できる物資が収納されています。また、一部の非常用ボックスには、AED(自動体外式除細動器)も装備されているため、緊急時にも利用可能です。
冷静に助けを待つ
エレベーターが突然停止すると、乗客がパニックを引き起こすかもしれません。しかし、落ち着いて、冷静に行動することが重要です。慌てずに状況を確認し、非常用インターホンを利用して外部へ救助要請をしてください。
エレベーターが停止したからといって、酸欠状態に陥ることはありません。しかし、夏場は熱中症リスクが高まるため、無理な行動を避け、救助を待ってください。また、非常用ボックスが備え付けられているエレベーターでは中を開けて備品を利用し、落ち着いてドアから離れた位置で救助を待ってください。
エレベーターが停電したら?よくある質問を紹介
エレベーターが停電した際のよくある質問へ回答します。
● 停電したらカゴ内は真っ暗になる?
● 無理矢理ドアを開けても大丈夫?
● 救助が来るまでの時間は?
● 停電によりエレベーターは落下する?
もしもの場合に備えておきましょう。
停電したらカゴ内は真っ暗になる?
エレベーターは、停電しても真っ暗になることはありません。かご内に設置されている停電灯がバッテリーの電力で点灯するためです。
停電灯は建築基準法施行令により設置が義務付けられており、停電が起きたとしても1ルクス以上の明るさを確保できるよう定められています。最低限の明るさが確保されていますので、安全を確認しながら救助を待つようにしてください。
無理矢理ドアを開けても大丈夫?
エレベーターが停止した際には、二次災害の発生を防止するため、無理にドアを開けたり、天井にある救出口を開けて外部に出ることは絶対にやめてください。
救助が来るまでの時間は?
エレベーターに閉じ込められた場合、救助までにかかる時間は状況によって大きく異なります。
通常であれば、通報から数分から数十分程度で救助されますが、大規模災害時には、救助までに時間を要する可能性があります。その際にも、定期的にインターホンで外部と連絡を取り、落ち着いてドアから離れた位置で待機して下さい。
停電によりエレベーターは落下する?
エレベーターには安全対策が施されているため、停電があっても落下することはありません。従って、インターホンで外部と連絡を取り、落ち着いて救助を待ってください。
マーキュリーエレベータのサポート体制で停電時も安心!
エレベーターの定期的な点検は、停電時のトラブルを未然に防ぐうえで重要な役割を果たします。停電時に作動する非常用バッテリーの充電状態や、劣化具合のチェックなど、安全装置の修理や部品交換は不可欠です。
専門業者による定期点検は、停電を想定した人命に関わるトラブルの防止につながります。
マーキュリーエレベータは、エレベーター管理のエキスパートとして、多くの顧客から信頼のある会社です。エレベーターの部品や安全装置のメンテナンス経験も豊富で、高い技術力があります。
エレベーターのメンテナンスや保守点検でお困りの方は、ぜひご相談ください。