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エレベーターが止まる主な原因一覧|故障以外の要因や正しい対処法も解説

本記事では、エレベーターが停止する主な原因や、もしもの時の正しい行動、そして停止トラブルを未然に防ぐための運用ポイントまで、専門的な視点を交えてわかりやすく解説します。

エレベーターが急に止まると、原因は故障だと思いがちです。しかし、地震や停電、あるいは積載量オーバーなど、乗客の安全を守るための機能が正常に働いた場合でも、止まってしまいます。

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エレベーターが止まる主な原因


エレベーターが止まる主な原因は、機械的な故障だけではありません。利用者の安全を最優先するため、自動的に止まるように設計されているケースがあります。本章では代表的な4つの原因を解説します。

安全装置が作動して運転休止になる

エレベーターは異常を検知すると、安全装置が作動し自動的に停止します。代表的な原因は地震です。
地震の場合、地震管制運転装置が設置されているエレベーターでは地震を感知すると、最寄り階で自動停止しドアが開きます。これは、乗客が外部へ安全に脱出できる状態を確保するためです。
また、雷や火災による停電、ごく一時的に停電する瞬断が起きた際も、機器保護のために運転を停止する場合があります。
安全装置による停止は安全確保のための正常な動作であり、安全確認後に自動復旧するケースも見られます。

満員の表示が出ている

ブザー音とともにエレベーターの満員ランプが点灯し、ドアが閉まらない場合は故障ではなく積載量オーバーによる停止です。これは建築基準法施行令で定められた安全装置の1つで、停止が正常な動作といえます。
エレベーターは、床面積で乗せられる重さが決まっています。国内のエレベーターの定員基準は、1人を65kgと想定した計算の結果です。このため以下のケースでは、定員以下でも積載量オーバーと認識されてしまいます。
● 体重65kgを超える方が多く乗っている
● 重い荷物や機材の搬入時
積載量オーバーの際は、人が降りる・荷物を降ろすなどして重さを減らし、ブザーが止まれば問題なく利用できます。

ドアが閉まらない

エレベーターが停止するトラブルで頻度が高いのが、ドアまわりの異常です。
● ドアの敷居や溝に小石やゴミが詰まっている
● 挟まれ防止センサー(セーフティシュー)に荷物が触れている
エレベーターは安全上、ドアが完全に閉まらないとかごが昇降しない仕組みです。したがって異物の挟み込みがある場合、ドアが閉まりかかっても途中で反転し、何度も開閉してしまいます。
なお、衣服や紐などの薄いもの・細いものが挟まった場合、センサーが反応せず、挟まったまま昇降してしまう恐れがあるため注意が必要です。

部品の劣化や不具合による停止

部品の経年劣化や破損も停止の原因です。
● 制御盤内の基板の電子部品の動作不良
● ドア関連部品など機械的部品の不具合
部品の消耗や劣化は定期的な保守点検である程度防げますが、電子部品の故障は突発的な場合が多く、予測は困難です。
地震や異物などの外部要因が見当たらないのに、稼働しない場合は、専門家による修理が必要な故障である可能性が高いといえます。

エレベーターが止まった時の正しい対処法


もしエレベーターが止まってしまった場合、最優先すべきは、かごの中にいる方の安全確保と、正しい手順での救助要請です。この章では、利用者と管理者それぞれの立場で、取るべき正しい行動を解説します。

利用者は慌てずに対応する

エレベーター利用中に閉じ込められてしまったら、まずは操作盤にある非常ボタンやインターホンの通話ボタンを押します。
外部の管理室や保守会社のコールセンターとつながったら、指示を聞き、慌てずに行動しましょう。もし応答がない場合は、かご内に掲示されている緊急連絡先(保守会社)へ携帯電話で連絡し、助けを求めましょう。
止まった原因が積載量オーバーやドアの異物だった場合、適切な対応をすれば稼働します。ただし、原因を取り除くための対応が難しい場合は無理をせず、専門家による復旧を待ちます。
なお、利用中に閉じ込めに遭ってしまった場合の行動については、以下の記事をご覧ください。

エレベーターの閉じ込めが起きたらどうする?対処方法を紹介

(マーキュリーエレベータ|エレベーター管理のベストパートナー)

管理者ができることは保守会社への連絡

管理者は止まった旨の連絡が入ったら、まずはインターホン越しに閉じ込められた利用者の状況を把握します。そのあと、速やかに契約している保守会社へ連絡しましょう。
以下の項目を伝えると、連絡後の救出作業等がスムーズになります。
● 停止したエレベーターの所在(わかる場合は管理No)
● 閉じ込めの有無
● 人数
● けがの有無
● 発生時刻
● 停止階
● エレベーターの状態(表示など)
作業員到着までに時間がかかる場合は、利用者に救出状況の伝達や声かけを続け、不安を和らげることが大切です。
また、大地震など災害が広範囲だった場合、電話回線がパンクする恐れがあります。閉じ込めがないことを確認できた場合は、人命に関わる緊急事態を優先させるため、保守会社への連絡は少し時間を置いてから行うようにしましょう。

エレベーターが止まったときにやってはいけないこと


エレベーターが止まったときは、ドアを無理やりこじ開ける・天井口から脱出を試みるなど、転落や事故の原因となる無理な脱出は絶対に行わないでください。
エレベーターは階と階の途中で止まることもあり、隙間から転落したりする恐れがあります。また天井の救出口は中から開けることは出来ません。
加えて、かご内を動き回るのも、突然再稼働した時に思わぬ怪我をする恐れがありますので控えましょう。
エレベーターが停止した時は、静かに救助を待つのが最善策です。

エレベーターが止まる要因を減らすためにできること


エレベーターが止まるトラブルを未然に防ぐには、以下の4点を意識した管理が効果的です。
● いつどのような状況で止まったかの履歴を残す
● 点検報告書にある修理や交換の指摘を後回しにしない
● 居住者への注意喚起を行い、安全に使用してもらう
● 日常的にゴミを拾うなど、故障の原因を可能な範囲で取り除く
例えば、「雨の日にトラブルが多い」など故障の傾向が見える場合があります。また、適切なタイミングでのメンテナンスが行えるため、不測の停止リスクを減らせます。

エレベーターが止まる要因を整理したら、自己判断で触らず保守会社へ相談を


エレベーターが停止した際、原因がわからないまま無理な救出を行う、制御盤を触る、エレベーターの電源を入れ直すなどの自己判断には大きな危険が伴います。利用者の安全を守るためには、プロフェッショナルに任せるのが確実です。
マーキュリーエレベータでは、24時間365日体制でオペレーターが待機し、トラブル時には高度な技術を持ったエンジニアが迅速に駆けつけます。「最近よく止まる気がする」「点検コストと品質を見直したい」とお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。快適で安全なエレベーター環境をご提案します。

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